おぼしめす/思し召す
このテキストでは、サ行四段活用の動詞「
おぼしめす/思し召す」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
サ行四段活用
未然形 | おぼしめさ |
連用形 | おぼしめし |
終止形 | おぼしめす |
連体形 | おぼしめす |
已然形 | おぼしめせ |
命令形 | おぼしめせ |
■意味:他動詞
(「思ふ」の尊敬語で)
お思いになる、お感じになる。
[出典]:
花山院の出家 大鏡
「さやけき影を、まばゆく
思し召しつるほどに、月の顔にむら雲のかかりて、少し暗がりゆきければ...」
[訳]:明るくてはっきりしている月の光をまぶしく
お思いになっている間に、月にむら雲がかかって、少し暗くなったので...