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論語『其身正不令而行』書き下し文・わかりやすい現代語訳と解説

著者名: 走るメロス
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論語『其身正不令而行』原文・書き下し文・現代語訳と解説

このテキストでは、論語の一節『其身正不令而行』で始まる箇所の原文、書き下し文、わかりやすい現代語訳・口語訳とその解説を記しています。



白文(原文)

子曰、
其身正不令行。其身不正令不従。」



書き下し文

子曰はく、
「其の身正しければ令せずして行はる。其の身正しからざれば、令すと雖も従はれず。」と。



現代語訳(口語訳)

孔子先生がおっしゃいました。
「(人の上に立つ者の)身が正しければ、命令しなくても(意図したことは)正しく行われます。(人の上に立つ者の)身が正しくなければ、命令をしても(国民には)従われないだろう。」と。



単語解説

其身この文章は政治について語っているものなので「其身」は「為政者」のことを指していると訳すのが妥当
置き字。文章の接続を表すもの。~して、~だけれどもの意味
「雖」「雖A」で「Aといへども」と読み、「たとえAであったとしても」と訳す


著者情報:走るメロスはこんな人

学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。
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鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店
『教科書 国語総合 古典編』 東京書籍

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