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古今著聞集『衣のたて・衣のたてはほころびにけり』のわかりやすい現代語訳と解説(掛詞など)
著作名: 走るメロス
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品詞分解

古今著聞集『衣のたて・衣のたてはほころびにけり』の品詞分解




単語・文法解説

はだれに形容動詞「はだれなり」の連用形。「まだらに、はらはらと」の意味
白妙白く
いただく頭の上に載せる
一男長男
きたなく形容詞「きたなし」の連用形。「卑怯だ、見苦しい」の意味
衣のたてはほころびにけり衣の縦糸の「縦」と衣川の館の「館」を掛けて詠んでいる。「縦」と「館」は掛詞
くつばみ馬のくつわ
やすらへハ行下二段活用の動詞「やすらふ」の連用形。「休める」の意味。転じてここでは、ぴんとはった手綱を緩めるの意味で訳す
はぐ弓に矢をかまえる
やさしいくつか意味があるが、ここでは「優雅だ」の意味で訳す



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著者情報:走るメロスはこんな人

学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。



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