スコラ学とは何か
古代のラテン神学は、教父
アウグスティヌスが大成しましたが、中世では
スコラ学として成立・発展していきます。
スコラ学のスコラとはスクールの語源、つまり学校のことです。学問を学ぶ場所である学校は、もともとキリスト教会の付属施設だったのです。
スコラ学は別名スコラ哲学ともいわれ、キリスト教の教義に、ギリシア時代の
アリストテレス哲学が結び付けられて成立しました。
スコラ学は、
カール大帝がアーヘンの教会に付属の研究施設をつくり、そこでさまざまは学者を集めたことから始まりました。これを、のちのルネサンスになぞらえて、
カロリング=ルネサンスといいます。
このとき召集され、多大な功績を残したのが、イギリス出身の神学者
アルクィンです。
彼はフランク王国の庇護のもと、カロリング=ルネサンスを指導し、後継の
アインハルトなどの学者を育てました。彼は『
カール大帝伝』という伝記を残しています。
スコラ学はその後、11世紀のイギリスカンタベリ大司教だった
アンセルムスをへて、13世紀のドミニコ派修道士だった
トマス=アクィナスによって大成します。
(トマス=アクィナス)
彼は、スコラ哲学の大成書として『
神学大全』という書物を記しました。