練習問題
問題
U={1~10の自然数}を全体集合とする。
・集合A={1,2,3}
・集合B={1,3,5,7、}
について、次の集合の要素を求めなさい。
問題を解く前に、与えられた条件をベン図にかいてみます。
ベン図を上手くかけるかが、集合の問題を解く最大のポイントともいえるので、しっかりとかけるようにしておきましょう。
■(1) Aではない
すなわち、
Aではないということは、全体集合Uの中のAに含まれていない数字がこれにあてはまりますね。図にすると、色がかかったところがAじゃない部分です。
U={1,2,3,4,5,6,7,8,9,10}
の世界において、A={1,2,3}ではないものは{4,5,6,7,8,9,10}ですね。
■(2) AかつB
「AかつB」ということは、全体集合Uの中で、集合Aと集合Bのどちらにも含まれる要素ということになります。図にすると、斜線がかかっている部分ですね。
ここに入るのは、{1,3}ですから
■(3) 「AかつB」ではない
読み方を間違えないように気をつけましょう。"「AかつB」ではない"です。
これは、(2)で求めた「AかつB」の正反対のものが答えとなります。
さらっと言いましたが、けっこう大切なポイントですからね。
■(4) 「Aではない」またはB
今度は、「Aではない」部分か、
またはBの部分に含まれている要素をかけと言っています。つまり、下図の色がかかった部分に含まれている要素が答えとなります。