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『創業守成(創業は易く守成は難し)』 書き下し文・わかりやすい現代語訳(口語訳)と文法解説

著者名: 走るメロス
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口語訳(現代語訳)

太宗は以前、部下に質問をした。
「国を作ることと国を守ることでは、どちらが難しいだろうか」と。




(家臣の1人であった)房玄齢は答えた。
「物事が始まったばかりで、まだ秩序の定まらない時期の始め、多くの実力者が並んで力を競いあい、戦いに勝利した者が相手を屈服させることができました。国を作ることが難しいでしょう」と。


(一方で、もう1人の家臣である)魏徴は答えた。
「昔から、国が困難な場面に直面したときに、何も対処せずに失わなかった帝王はおりません。国を守ることが難しいでしょう」と。


太子は言います。
「玄齢は、私と一緒に天下をとり、百死に一生を得たのだ。だから国を作ることの難しさを知っている。そして徴は、私と一緒に太平の世の中を気にし、おごりが富貴を生じさせ、世の乱れや動乱が物事をいいかげんなままにしておく心から生まれることを恐れている。だから国を守ることの難しさを知っている。



しかし、国を作ることの難しさはすでに去った。国を守ることの難しさは、今まさにお前たちと一緒に慎んで向き合っていこう」と。


単語・解説

唐の皇帝「太宗」のこと
創業国を建てること
守成国を守ること
草昧すべてが始まったばかりで、秩序が定まらずにいる時
文を強調するために使う置き字の1つ
莫不二重否定になっている
置き字
出百死得一生九死に一生を得るよりもさらに大変と解釈
驕奢おごる気持ち
禍乱世の中の乱れや動乱
物事をいいかげんにしておく様
「まさに~」と読み、「今まさに」と訳す
諸公身分の高い貴族・役人。ここでは房玄齢と魏徴を指して「お前たち」と訳している


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『教科書 高等学校 新訂国語総合』 第一学習社
『教科書 高等学校 国語総合』 第一学習社
鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店

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