名詞にはざっくりわけて2種類(
数えられる名詞と
数えられない名詞)があります。どういうことかというと、要は
数えられる名詞は複数形にすることができ、数えられない名詞は複数形にすることができないと思っておいてください。
数えられる名詞
数えられる名詞は、さらに2タイプにわけることができます。
普通名詞と
集合名詞です。
普通名詞
普通名詞とは、犬や猫、コップや車のように、
同じ種類は総じてこの呼び方を使うという名詞のことです。ただし、
形のあるものに限ります。形のあるものとは、水や空気のように実際に手にとることができないものは省きますということです。
例えば犬や猫には「モモ」や「タロウ」のようにそれぞれ名前がついているかもしれませんが、犬や猫であることには変わりありませんよね。
集合名詞
集合名詞とは、1つの集合体を表す名詞のことです。例えば"family"は家族という集団を表す名詞ですし、"team"もチームという集団を表す名詞です。しかし数えるときには「a family、two famil
ies・・・」、「a team、two team
s・・・」と複数形にすることができます。
数えられない名詞
数えられない名詞は、さらに3タイプにわけることができます。
物質名詞、
中小名詞と
固有名詞です。
物質名詞
物質名詞とは、
形のない物質を表す名詞です。先ほど普通名詞のときに、実際に手にとるこができないものは省きますと書きましたが、
形のないものは物質名詞となります。例えば"water"や"coffee"は物質名詞です。
ところで、実は、形のある"sugar"も物質名詞になります。確かに砂糖は結晶の1粒1粒をみれば数えることができますが、結晶の数で伝えるわけにはいきませんものね。このような理由から、"sugar"や"salt"(塩)も数えられない名詞の1つです。
抽象名詞
抽象名詞とは、
手にとることができない名詞です。つまり"air"(空気)のように手にとることができないものですね。また物質だけではなく、"kindness"(親切心)や"beauty"(美しさ)のような名詞も抽象名詞に入ります。
固有名詞
固有名詞とは、
人の名前や地名など、この世に1つしかない固有のものを表す名詞です。"Taro"(太郎)、"Japan"(日本)、"USA"(アメリカ)、"Lake Biwa"(琵琶湖)などがこれにあたります。この世に1つしかないものですので、もちろん、
複数形にすることはできません。