水素
水素は空気中にほんの少ししか混じっていません。というのも、
あまりにも軽すぎるために、発生しても地球上にとどまれないからです。しかし水素は、酸素とくっついて「水」として地球上のあらゆるところに存在をしている、とても大切なものです。
水のもととなるから「水素」と覚えておきましょう。
ここでは、人工的に水素を発生させる方法を説明しましょう。
方法は何種類もありますが、代表的なものを紹介します。
塩酸を金属にかける
塩酸をとある金属にかけると水素が発生します。とある金属とは、
鉄、
ニッケル、
亜鉛、
マグネシウム、
スズといったものです。
金属であればなんでもいいということではなくて、
金や銀のような貴金属に塩酸をかけても水素は発生しません。
※ちなみに塩酸だけではなくて、かわりに硫酸をかけてもOKです。
発生した水素は、水に溶けにくいので
水上置換法で集めます。
塩酸+特定の金属→水素