はじめに
合衆国の成立以降、急速に発展を遂げるアメリカには、どのような歴史的背景があったのでしょう。
このテキストでは、アメリカ合衆国発展史を見て行きましょう。
独立後、アメリカ合衆国では、立場の異なる人々が存在していました。
連邦派と反連邦派
政治的に対立したのは、
中央集権化を進めるか、
各州の自治権を認めるかという2つの主張でした。
連邦派(フェデラリスト)
連邦派とは、中央政府の権力を強力にすることを目指した人々のことです。東北部の商工業者が支持層で、アメリカ合衆国の財務長官になった
ハミルトンが代表的政治家です。
(アレキサンダー=ハミルトン)
ハミルトンは、現在の10ドル紙幣の肖像になっています。
反連邦派
反連邦派とは、各州の権限を尊重しようとした人々のことで、農民や小商工業者が支持層でした。独立宣言を起草し、後に国務長官に就任した
ジェファソンが代表的政治家です。
(トマス=ジェファソン)