衆議院の方が優遇されている?
国会には衆議院と参議院の2つがありますが、参議院よりも衆議院の方が優先的に扱われることがあります。これは衆議院は任期を待たずに解散することがあるので、国民の意見をより強く反映していると考えられているからです。
これをチェックして行きましょう!
1:法案を決めるとき
衆議院では賛成、参議院では反対となったときに「どっちの意見を優先したらいいのかー!!?」となりますよね。この場合、
衆議院でもう1度話し合いをして、出席した議員の3分の2以上の賛成がとれれば衆議院の意見が採用されます。
また、
参議院が議論を始めて60日以内に結論を出さないときにも、衆議院の意見が優先されます。
2:国の予算を決めるとき
国の予算を決めるときに、衆議院と参議院の意見が異なったとしましょう。
この場合は、両方の院から代表者を出して、
両院協議会というのを開いて話し合います。これでも決まらないときには、衆議院の意見を優先します。
また、
参議院が議論を始めて30日以内に結論を出さないときにも、衆議院の意見が優先されます。
3:内閣総理大臣を指名するとき
内閣総理大臣を指名するときに、衆議院と参議院の意見が異なったとしましょう。
この場合は、両方の院から代表者を出して、
両院協議会というのを開いて話し合います。これでも決まらないときには、衆議院の意見を優先します。
また、
参議院が議論を始めて10日以内に結論を出さないときにも、衆議院の意見が優先されます。
60日、30日、10日という数字は覚えておきましょう!