はじめに
亜鉛は12族に属する元素で、2価の陽イオンになりやすいです。
ここでは亜鉛の主な反応についてみていきましょう。
酸化亜鉛
亜鉛を気化させたものを空気中で加熱すると、
酸化亜鉛ができます。
この酸化亜鉛は
亜鉛華とも呼ばれ、絵の具の顔料や医薬品、化粧品の原料ともなっています。
両性元素
亜鉛は強酸とも強塩基とも反応をする
両性元素です。両性元素とは、酸とも塩基とも反応を示す元素のことです。
性質はアルミニウムに似ていて、
強酸・
強塩基と反応をして水素を発生します。
強酸と反応
強塩基と反応
酸化物と水酸化物
単体が両性元素ということは、その酸化物(
酸化亜鉛)/水酸化物(
水酸化亜鉛)もまた強酸・強塩基と反応をします。
酸化亜鉛の反応
水酸化亜鉛の反応
また水酸化亜鉛は、過剰のアンモニア水にも溶けます。