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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

「明けば尾張の国へ立ちなむとすれば、男も人知れず血の涙を流せど、え逢はず。」の現代語訳・品詞分解

著者名: 走るメロス
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「もはら逢ひごともえせで」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解

原文

もはら逢ひごともえせで、明けば尾張の国へ立ちなむとすれば、男も人知れず血の涙を流せど、え逢はず。


現代語訳・口語訳・意味

まったく逢うこともできずに、夜が明けると尾張の国に出発しようとするので、男も人知れず血の涙を流す(ほど悲しむ)のですが、逢うことはできません。


品詞分解

単語品詞
明けカ行下二段活用「あく」の未然形
接続助詞
尾張名詞
格助詞
名詞
格助詞
立ちタ行四段活用「たつ」の連用形
強意の助動詞「ぬ」の未然形
意志の助動詞「む」の終止形
格助詞
すれサ行変格活用「す」の已然形
ば、接続助詞
名詞
係助詞
名詞
知れラ行下二段活用「しる」の未然形
打消の助動詞「ず」の連用形
名詞
格助詞
名詞
格助詞
流せサ行四段活用「ながす」の已然形
ど、接続助詞
副詞
逢はハ行四段活用「あふ」の未然形
ず。打消の助動詞「ず」の終止形



主な出典

伊勢物語「狩りの使ひ」
野に歩けと、心はそらにて、今宵だに人しづめて、いととく逢はむと思ふに、国守、斎宮頭かけたる、狩りの使ひありと聞きて、夜ひと夜、酒飲みしければ、もはら逢ひごともえせで、明けば尾張の国へ立ちなむとすれば、男も人知れず血の涙を流せど、え逢はず。
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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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