「髪ゆるるかにいと長く、めやすき人なめり」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
髪
ゆるるかにいと長く、
めやすき人なめり。少納言乳母とぞ人言ふめるは、この子の
後ろ見なるべし。
現代語訳・口語訳・意味
髪はゆったりとしてとても長く、感じのいい人のようです。少納言の乳母と人が呼んでいるらしいこの人は、きっとこの子の世話役なのでしょう。
品詞分解
| 単語 | 品詞 | 敬意の向き |
| 髪 | 名詞 | ー |
| ゆるるかに | ナリ活用の形容動詞「ゆるるかなり」の連用形 | ー |
| いと | 副詞 | ー |
| 長く、 | ク活用の形容詞「ながし」の連用形 | ー |
| めやすき | ク活用の形容詞「めやすし」の連体形 | ー |
| 人 | 名詞 | ー |
| な | 断定の助動詞「なり」連体形「なるめり」の撥音便「なんめり」の | ー |
| めり。 | 推定の助動詞「めり」の終止形 | ー |
主な出典
【源氏物語「若紫・北山の垣間見」】
髪ゆるるかにいと長く、めやすき人なめり。少納言乳母とぞ人言ふめるは、この子の後ろ見なるべし。