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古文単語「つもる/積もる」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「つもる/積もる」

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「つもる/積もる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形つもら
連用形つもり
終止形つもる
連体形つもる
已然形つもれ
命令形つもれ


意味1:自動詞

(年月などが)
積み重なる、たまる

[出典]:徒然草 兼好法師
「裏は塵積もり、虫の巣にていぶせげなるを、よく掃き拭ひて...」

[訳]:(額の)裏には塵がたまって、虫の巣できたならしいのを、よく払い拭き取って...


意味2:自動詞

(感情が)
深まる、増す

[出典]百人一首 陽成院
「つくばねの 峰よりおつる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」

[訳]:筑波山の頂から(流れ)落ちるみなの川(の水量が次第に増して深い淵になるように)、(初めは少し気になるぐらいだったあなたへの)恋心も積もり積もって(深い)淵となったことです。




意味3:他動詞

見積もる

意味4:自動詞

だます、見くびる

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