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古文単語「あらまほし/有らまほし」の意味・解説【連語・形容詞】 |
著作名:
走るメロス
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あらまほし/有らまほし
「あらまほし/有らまほし」には、
①連語
②形容詞
としての用法がある。
①連語
ラ変動詞「あり」の未然形「あら」と希望の助動詞「まほし」が一語になったもの。
■意味
〜でありたい、〜であってほしい、あってほしい。
[出典]:仁和寺にある法師 徒然草
「少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。」
[訳]:ちょっとしたことにも、先導役はあってほしいものである。
「少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。」
[訳]:ちょっとしたことにも、先導役はあってほしいものである。
②形容詞・シク活用
未然形 | あらまほしく | あらまほしから |
連用形 | あらまほしく | あらまほしかり |
終止形 | あらまほし | ◯ |
連体形 | あらまほしき | あらまほしかる |
已然形 | あらまほしけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | あらまほしかれ |
理想的である、好ましい、申し分ない。
[出典]:家居のつきづきしく 徒然草
「家居のつきづきしく、あらまほしきこそ、仮の宿りとは思へど、興あるものなれ。」
[訳]:住まいが(住む人に)似つかわしく、好ましいことは、(家が現世における)一時的な住まいとは思うけれど、興味をひかれるものです。
「家居のつきづきしく、あらまほしきこそ、仮の宿りとは思へど、興あるものなれ。」
[訳]:住まいが(住む人に)似つかわしく、好ましいことは、(家が現世における)一時的な住まいとは思うけれど、興味をひかれるものです。
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