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古文単語「いはく/言はく/曰く」の意味・解説【連語/名詞】
著作名: 走るメロス
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いはく/言はく/曰く

このテキストでは、古文単語「いはく/言はく/曰く」の意味、解説とその使用例を記している。

「いはく」には
①言はく/曰く
②稚く
などの用法があるが、ここでは「①言はく/曰く」を扱う。

また、「言はく/曰く」には、
①連語
②名詞
としての用法がある。
①連語

成り立ち

ハ行四段活用「いふ」の未然形「いは」と接尾語「く」が一語になったもの。

意味

言うことには

[出典]ある人、弓射ることを習ふに 徒然草
「ある人、弓射ることを習ふに、諸矢をたばさみて、的に向かふ。師のいはく...」

[訳]:ある人が、弓を射ることを習うのに、二本の矢を手にはさんで持って、的に向かいます。師匠が言うことには...




②名詞

意味

理由、わけ、事情

[出典]:心中天野の網島
いはくをご存じないゆゑご不審の立つはず。」

[訳]事情をご存知ないのでお疑いにもなるはずです。


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