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古文単語「しづまる/鎮まる/静まる」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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しづまる/鎮まる/静まる

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ラ行四段活用

未然形しづまら
連用形しづまり
終止形しづまる
連体形しづまる
已然形しづまれ
命令形しづまれ


意味1:自動詞

(神が)
鎮座する、一定の場所に留まる

[出典]:万葉集
「城上の宮を常宮と高く仕立てて神ながらしづまりましぬ...」

[訳]:城上の宮を永久の宮殿として高くつくり上げて神として鎮座しなさいました...


意味2:自動詞

落ち着いている

[出典]:夕霧 源氏物語
「人柄のいたう静まりて、ものをいたう思ひとどめたりし心に...」

[訳]:(柏木は)人柄がたいそう落ち着いていて、物事を深く心にとどめておく性格だったので...


意味3:自動詞

(動乱などが)
収まる、静かになる、平静になる、治まる

[出典]忠度の都落ち 平家物語
「世静まり候ひなば、勅撰の御沙汰候はんずらん。」

[訳]:世(の中の動乱)が収まりましたら、勅撰のご命令がございましょう。


意味4:自動詞

寝静まる、眠りにつく

[出典]静かに思へば 徒然草
「人静まりて後、長き夜のすさびに、何となき具足とりしたため...」

[訳]:人が寝静まって後、長い夜の慰みに、特にどうということもない身の回りの道具をきちんと整理して...


意味5:自動詞

(勢い、勢力が)
衰える、落ち目になる

[出典]:野分 源氏物語
「そこら所狭かりし御勢ひの、鎮まりて...」

[訳]:(他家が)たいそう煩わしいと思ったほどのご勢力も、衰えて...


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