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古文単語「ひろごる/広ごる」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「ひろごる/広ごる」の意味・活用・使用例【ラ行四段活用】

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「ひろごる/広ごる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形ひろごら
連用形ひろごり
終止形ひろごる
連体形ひろごる
已然形ひろごれ
命令形ひろごれ


意味1:自動詞

広がる、広くなる

[出典]木の花は 枕草子
「桐の木の花、紫に咲きたるはなほをかしきに、葉の広ごりざまぞ、うたてこちたけれど...」

[訳]:桐の木の花が、紫色に咲いているのはやはり風情があるが、葉の広がる様子が、異様におおげさなのだが...


意味2:自動詞

広まる、評判になる、繁栄する

[出典]:桐壺 源氏物語
「おのづから事広ごりて、漏らさせたまはねど...」

[訳]:自然とこの事(光源氏が受けた高麗人の観相)が(世間に)広がって、(帝はそのことを)お漏らしにならないのだが......


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