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古文単語「ききつぐ/聞き継ぐ」の意味・解説【ガ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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ききつぐ/聞き継ぐ

このテキストでは、ガ行四段活用の動詞「ききつぐ/聞き継ぐ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ガ行四段活用

未然形ききつが
連用形ききつぎ
終止形ききつぐ
連体形ききつぐ
已然形ききつげ
命令形ききつげ


意味1:他動詞

人が聞いたあとに引き続いて聞く

[出典]:万葉集
「ほととぎす鳴き渡りぬと告ぐれども我聞き継がず花は過ぎつつ」

[訳]:ほととぎすが鳴いて飛んだと(人は)言うけれど、私はそれを引き続いて聞いてはいない。花は(盛りを)過ぎたというのに。


意味2:他動詞

人から人へと伝え聞く、口伝えに聞く

[出典]検非違使忠明 今昔物語集
「忠明が語りけるを聞き継ぎて、かく語り伝へたるとや。」

[訳]:忠明が語ったのを人から人へと伝え聞いて、このように語り伝えているということです。


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