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古文単語「およそ/凡そ」の意味・解説【副詞】
著作名: 走るメロス
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およそ/凡そ

このテキストでは、古文単語「およそ/凡そ」の意味、解説とその使用例を記している。

副詞

意味1

一般に、おしなべて、だいたい

[出典]能登殿最期 平家物語
「鎧の草摺(くさず)りかなぐり捨て、胴ばかり着て、大童になり、大手を広げて立たれたり。およそあたりを払つてぞ見えたりける。」

[訳]:鎧の草摺りを強く掴んで引っ張り捨て、胴(の武具)だけ着て、ざんばら髪になり、大手を広げて立っていらっしゃった。(その姿は)おしなべて(周囲を)追いのけて(近寄りがたく)みえたのであった。


意味2

(下に打消の語を伴って)
まったく、全然、少しも

[出典]能登殿最期 平家物語
およそ能登守教経の矢先にまはる者こそなかりけれ。」

[訳]まったく能登守教経の矢の正面に立ち回る者はいなかった。


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