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古文単語「まして/況して」の意味・解説【副詞】
著作名: 走るメロス
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まして/況して

このテキストでは、古文単語「まして/況して」の意味、解説とその使用例を記している。

副詞

意味1

いっそう、なおさら、もっと

[出典]万葉集
「瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆ」

[訳]:瓜を食べれば(残してきた)子どものことが自然に思われる。粟を食べれば、いっそうしのばれる。


意味2

言うまでもなく、いわんや

[出典]:高倉院の法華堂の 徒然草
「身の上の非を知らねば、まして、外の譏りを知らず。」

[訳]:(自分の)身の上の欠点を知らないので、言うまでもなく(自分に対する)他人の非難を知らない。


備考

「まして」がイ音便化したものが「まいて」である。

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