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「無期ののち」の現代語訳・品詞分解
著作名: 走るメロス
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「無期ののち」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解

原文

ひしひしとただ食ひに食ふ音のしければ、ずちなくて、無期ののちに、「えい。」といらへたりければ、僧たち笑ふことかぎりなし


現代語訳・口語訳・意味

(僧たちが餅を)むしゃむしゃと、ただ盛んに食べる音がしたので、(子どもは)どうしようもなくて、(呼ばれて)時間が長くたってから、「はい。」と返事をしたので、(これを聞いた)僧たちは笑うことこの上ありません。


品詞分解

無期形容動詞・ナリ活用「むごなり」の語幹
格助詞
のち名詞



主な出典

宇治拾遺物語「児のそら寝」
ひしひしとただ食ひに食ふ音のしければ、ずちなくて、無期ののちに、「えい。」といらへたりければ、僧たち笑ふことかぎりなし。

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