更新日時:
|
|
古文単語「ききう/聞き得」の意味・解説【ア行下二段活用】 |
|
著作名:
走るメロス
6,309 views |
このテキストでは、ア行下二段活用の動詞「ききう/聞き得」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
未然形 | ききえ |
連用形 | ききえ |
終止形 | ききう |
連体形 | ききうる |
已然形 | ききうれ |
命令形 | ききえよ |
聞きかじる、聞いて納得する、聞き分ける。
[出典]:にくきもの 枕草子
「ものうらやみし、身の上嘆き、人の上言ひ、露塵のこともゆかしがり、聞かまほしうして、言ひ知らせぬをば怨じそしり、また僅かに聞き得たることをば、わがもとより知りたることのやうに、異人にも語りしらぶるも、いとにくし。」
[訳]:何かにつけて人のことをうらやましがり、(自分の)身上を嘆き、他人について噂をし、ほんのわずかなことでも知りたがり、聞きたいと思って、話して知らせないことに恨みを言い非難し、また少し聞きかじったことを、自分がはじめから知っていることのように、他の人にも得意げに話すのも、たいそうしゃくに障る。
「ものうらやみし、身の上嘆き、人の上言ひ、露塵のこともゆかしがり、聞かまほしうして、言ひ知らせぬをば怨じそしり、また僅かに聞き得たることをば、わがもとより知りたることのやうに、異人にも語りしらぶるも、いとにくし。」
[訳]:何かにつけて人のことをうらやましがり、(自分の)身上を嘆き、他人について噂をし、ほんのわずかなことでも知りたがり、聞きたいと思って、話して知らせないことに恨みを言い非難し、また少し聞きかじったことを、自分がはじめから知っていることのように、他の人にも得意げに話すのも、たいそうしゃくに障る。
ア行◯◯活用となるのは、「う/得」と、それを含む「心得」、「待ち得」、「聞き得」などの複合の動詞だけである。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「ちぎる/契る」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「いつしか/何時しか」の意味・解説【副詞・連語】
>
古文単語「けだい/懈怠」の意味・解説【名詞】
>
古文単語「おもひよそふ/思ひ寄そふ」の意味・解説【ハ行下二段活用】
>
古文単語「ものまうす/物申す」の意味・解説【サ行四段活用】
>
最近見たテキスト
古文単語「ききう/聞き得」の意味・解説【ア行下二段活用】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング