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古文単語「たふとし/尊し/貴し」の意味・解説【形容詞ク活用】
著作名: 走るメロス
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「たふとし/尊し/貴し」の意味・活用・使用例【形容詞ク活用】

このテキストでは、ク活用の形容詞「たふとし/尊し/貴し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

※「たっとし/とうとし」とも。

形容詞・ク活用

未然形たふとくたふとから
連用形たふとくたふとかり
終止形たふとし◯
連体形たふときたふとかる
已然形たふとけれ◯
命令形◯たふとかれ


■意味1

気高い、尊い、高貴である。

[出典]:仁和寺にある法師 徒然草
「年ごろ思ひつること、果たしはべりぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。」

[訳]:長年思っていたことを、やり遂げました。聞いていたのにもまさって気高くいらっしゃいました。


■意味2

立派である、優れている、品位がある。

[出典]:尊き聖の 徒然草
「尊き聖の言ひ置きけることを書きつけて...」

[訳]:立派な高僧の言い残したことを書き留めて...




■意味3

ありがたい、価値がある。

[出典]:姨捨 大和物語
「嫗ども、いざ給へ。寺に尊きわざすなる、見せ奉らむ。」

[訳]:おばあさんや、さあいらっしゃい。寺でありがたい法要をするというので、お見せ申し上げましょう。


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