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古文単語「たへがたし/堪へ難し」の意味・解説【形容詞ク活用】
著作名: 走るメロス
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たへがたし/堪へ難し

このテキストでは、ク活用の形容詞「たへがたし/堪へ難し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容詞・ク活用

未然形たへがたくたへがたから
連用形たへがたくたへがたかり
終止形たへがたし
連体形たへがたきたへがたかる
已然形たへがたけれ
命令形たへがたかれ


意味

我慢できない、これえきれない、苦しい、つらい

[出典]これも仁和寺の法師 徒然草
「とかくすれば、首のまはり欠けて、血垂り、ただ腫れに腫れみちて、息もつまりければ、打ち割らむとすれど、たやすく割れず。響きて堪へがたかりければ、かなはで...」

[訳]:(抜こうと)あれこれとすると、首の周りは傷ついて、血が垂れ、ひたすら腫れに腫れ、息も詰まってきたので、(足鼎を)たたき割ろうとするのだが、簡単には割れない。(足鼎をたたいたときの音が頭に)響いて我慢できなかったので、(打ち割ることは)できず...


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