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古文単語「たたはし」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
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たたはし
このテキストでは、ク活用の形容詞「たたはし」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
未然形 | たたはしく | たたはしから |
連用形 | たたはしく | たたはしかり |
終止形 | たたはし | ◯ |
連体形 | たたはしき | たたはしかる |
已然形 | たたはしけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | たたはしかれ |
■意味1
満ち足りている、完全無欠である。
[出典]:万葉集
「いつしかも日足らしまして望月のたたはしけむと我が思ふ皇子の命は...」
[訳]:いつになったら成長なされて満月のように満ち足りるのでしょうと私が思っている皇子は...
※「たたはしけ」は上代の未然形。
「いつしかも日足らしまして望月のたたはしけむと我が思ふ皇子の命は...」
[訳]:いつになったら成長なされて満月のように満ち足りるのでしょうと私が思っている皇子は...
※「たたはしけ」は上代の未然形。
■意味2
おごそかだ、威厳がある、立派だ。
[出典]:馬のはなむけ・門出 土佐日記
「二十三日。八木のやすのりといふ人あり。この人、国に必ずしも言ひ使ふ者にもあらざなり。これぞ、たたはしきやうにて馬のはなむけしたる。」
[訳]:23日。八木のやすのりという者がいる。この人は、国司の役所で必ずしも召し使っている者でもないようだ。この者が、厳かな様子で馬のはなむけをしてくれた。
「二十三日。八木のやすのりといふ人あり。この人、国に必ずしも言ひ使ふ者にもあらざなり。これぞ、たたはしきやうにて馬のはなむけしたる。」
[訳]:23日。八木のやすのりという者がいる。この人は、国司の役所で必ずしも召し使っている者でもないようだ。この者が、厳かな様子で馬のはなむけをしてくれた。
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