|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「たたはし」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
5,768 views |
たたはし
このテキストでは、ク活用の形容詞「たたはし」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
未然形 | たたはしく | たたはしから |
連用形 | たたはしく | たたはしかり |
終止形 | たたはし | ◯ |
連体形 | たたはしき | たたはしかる |
已然形 | たたはしけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | たたはしかれ |
■意味1
満ち足りている、完全無欠である。
[出典]:万葉集
「いつしかも日足らしまして望月のたたはしけむと我が思ふ皇子の命は...」
[訳]:いつになったら成長なされて満月のように満ち足りるのでしょうと私が思っている皇子は...
※「たたはしけ」は上代の未然形。
「いつしかも日足らしまして望月のたたはしけむと我が思ふ皇子の命は...」
[訳]:いつになったら成長なされて満月のように満ち足りるのでしょうと私が思っている皇子は...
※「たたはしけ」は上代の未然形。
■意味2
おごそかだ、威厳がある、立派だ。
[出典]:馬のはなむけ・門出 土佐日記
「二十三日。八木のやすのりといふ人あり。この人、国に必ずしも言ひ使ふ者にもあらざなり。これぞ、たたはしきやうにて馬のはなむけしたる。」
[訳]:23日。八木のやすのりという者がいる。この人は、国司の役所で必ずしも召し使っている者でもないようだ。この者が、厳かな様子で馬のはなむけをしてくれた。
「二十三日。八木のやすのりといふ人あり。この人、国に必ずしも言ひ使ふ者にもあらざなり。これぞ、たたはしきやうにて馬のはなむけしたる。」
[訳]:23日。八木のやすのりという者がいる。この人は、国司の役所で必ずしも召し使っている者でもないようだ。この者が、厳かな様子で馬のはなむけをしてくれた。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「うちまかせて/打ち任せて」の意味・解説【連語】
>
古文単語「おぼろなり/朧なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
>
古文単語「いひやる/言ひ遣る」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「さればこそ/然ればこそ」の意味・解説【連語】
>
古文単語「うれふ/憂ふ/愁ふ」の意味・解説【ハ行下二段活用/ハ行上二段活用】
>
最近見たテキスト
古文単語「たたはし」の意味・解説【形容詞ク活用】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング
注目テキスト