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古文単語「さらば/然らば」の意味・解説【接続詞/感動詞】 |
著作名:
走るメロス
27,217 views |
さらば/然らば
このテキストでは、古文単語「さらば/然らば」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
※「さらば/然らば」には、
①接続詞
②感動詞
の用法がある。
①接続詞
■意味1
(前文の内容を受けて)
それならば、そうしたら。
[出典]:競べ弓・弓争ひ 大鏡
「中関白殿、また御前に候ふ人々も、『いま二度延べさせ給へ。』と申して、延べさせ給ひけるを、安からず思しなりて、『さらば延べさせ給へ。』と仰せられて...」
[訳]:中関白殿、そしてこの御前にお仕えする人々も、「あと二回、(勝負を)延長なさいませ。」と申し上げたので、(弓競べを)延長なさったのですが、(道長は)心穏やかではない気持ちにおなりになられて、「それでは延長なさいませ。」と仰って...
「中関白殿、また御前に候ふ人々も、『いま二度延べさせ給へ。』と申して、延べさせ給ひけるを、安からず思しなりて、『さらば延べさせ給へ。』と仰せられて...」
[訳]:中関白殿、そしてこの御前にお仕えする人々も、「あと二回、(勝負を)延長なさいませ。」と申し上げたので、(弓競べを)延長なさったのですが、(道長は)心穏やかではない気持ちにおなりになられて、「それでは延長なさいませ。」と仰って...
■意味2
(前文の内容を受けて)
それなら〜べきなのに、しかしながら、そのくせ。
※この用法の場合、「さらば〜打消」の形で用いられる。
[出典]鼓判官 平家物語
「法皇、さらばしかるべき武士には仰せで...」
[訳]:法皇は、しかしながらふさわしい武士にはおっしゃらずに...
「法皇、さらばしかるべき武士には仰せで...」
[訳]:法皇は、しかしながらふさわしい武士にはおっしゃらずに...
②感動詞
■意味
(別れの挨拶に用いて)
さらば、さようなら。
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