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古文単語「かく/欠く」の意味・解説【カ行四段活用/カ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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かく/欠く

このテキストでは、古文単語「かく/欠く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

動詞「かく」には
①欠く
駆く/駈く
③舁く
④掛く/懸く
⑤掻く
などの用法があるが、ここでは「①欠く」を扱う。

そして「かく/欠く」 には
①カ行四段活用
②カ行下二段活用
の用法がある。

①カ行四段活用

未然形かか
連用形かき
終止形かく
連体形かく
已然形かけ
命令形かけ


意味1:他動詞

怠る、抜かす

[出典]:栄花物語
「滝口、帯刀など番欠かさず候ふ。」

[訳]:滝口、帯刀など(の侍)が当番を怠らずにしている。


意味2:他動詞

一部分を破損する、欠かす

[出典]:蜻蛉日記
「四十九日のこと、たれも、欠くことなくて、家でとり行う。」

[訳]:四十九日のこと(法事)は、誰一人も、欠かすことなく、家で執り行う。




②カ行下二段活用

未然形かけ
連用形かけ
終止形かく
連体形かくる
已然形かくれ
命令形かけよ


意味1:自動詞

一部分がなくなる、破損する

[出典]これも仁和寺の法師 徒然草
「酒宴ことさめて、いかがはせむと惑ひけり。とかくすれば、首のまはり欠けて、血垂り、ただ腫れに腫れみちて、息もつまりければ...」

[訳]:宴も興ざめして、どうしたらよいだろうかとうろたえました。(抜こうと)あれこれとすると、首の周りは傷ついて、血が垂れ、ひたすら腫れに腫れ、息も詰まってきたので...


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