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固体と気体の間でおこる変化~昇華とは~
著作名: 藤山不二雄
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物質の三体

水を例に考えてみましょう。
水を凍らすと、「氷」に変化しますね。この氷の状態ことを「固体」と言います。また水を鍋で沸騰させると、「水蒸気」に変化しますね。この水蒸気の状態ことを「気体」と言います。そして「水」、この状態のことを「液体」と言います。

固体・液体・気体はそれぞれ、温度に左右されてその間をいききしています。固体の状態である「氷」を、真夏の暑いところに置いておいたら、どんどん溶けて液体である「水」に、そしてさらにほっておくと、蒸発して気体の状態である「水蒸気」になります。この逆もまたしかりですね。
今回は、固体と気体との間でおこっている変化について説明していきます。

固体から気体!?液体になってから気体じゃないの???

と思われた方もいらっしゃるでしょうが、物質の中には、固体から液体にならずに急に気体になるもの、またはその逆で 気体から急に固体になったりするものもあります。その最たる例が「ドライアイス」です。
昇華

固体が液体の段階を経ないで、直接気体になることを昇華と言います。
一方で、気体が液体の段階を経ないで固体になることも同じく昇華と言います。

ドライアイス、ヨウ素などが昇華する物質としてよく紹介されるので覚えておきましょう。

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