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古文単語「またの/又の」の意味・解説【連語】
著作名: 走るメロス
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またの/又の

このテキストでは、古文単語「またの/又の」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

成り立ち

名詞「また」と格助詞「の」が一語になったもの。

連語

意味1

次の、翌

[出典]すける物思ひ 伊勢物語
「今日の入相ばかりに絶え入りて、またの日の戌の時ばかりになむ、からうじて生き出でたりける。」

[訳]:今日の夕方ぐらいに気を失って、日の午後八時頃になってようやく息を吹き返しました。

※「またの日」で一語とする場合もある。


意味2

もうひとつの、別の

[出典]:古事記
「次に生める神の名は、鳥之石楠船神またの名は天鳥船と謂ふ。」

[訳]:次に生んだ神の名前は、鳥之石楠船神、別の名を天鳥船という。


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