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古文単語「ばかり」の意味・解説【副助詞】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、古文単語「ばかり」の意味、解説とその使用例を記している。
(範囲や程度を表し)
〜ほど、〜ぐらい。
[出典]:若紫・北山の垣間見 源氏物語
「四十余ばかりにて、いと白うあてにやせたれど、面つきふくらかに...」
[訳]:四十歳すぎほどで、とても(色が)白く上品でやせてはいますが、顔つきはふっくらとしていて...
「四十余ばかりにて、いと白うあてにやせたれど、面つきふくらかに...」
[訳]:四十歳すぎほどで、とても(色が)白く上品でやせてはいますが、顔つきはふっくらとしていて...
(限定を表し)
〜だけ、〜のみ。
[出典]:桐壷 源氏物語
「月影ばかりぞ、八重葎にも障らず、差し入りたる。」
[訳]:月の光だけが、生い茂ったつる草にも妨げられないで、差し込んでいる。
「月影ばかりぞ、八重葎にも障らず、差し入りたる。」
[訳]:月の光だけが、生い茂ったつる草にも妨げられないで、差し込んでいる。
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