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『詩経』とは わかりやすい世界史用語483
著作名: ピアソラ
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『詩経』とは

詩経(しきょう)、または「詩」や「詩歌」とも呼ばれるこの書物は、中国最古の詩集であり、儒教の五経の一つです。詩経は、紀元前11世紀から紀元前7世紀にかけての305篇の詩を収録しています。周の祭祀の歌や民謡を、戦国時代に儒家が編集したものです。

詩経の構成
詩経は以下の三つの部分に分かれています:

風(ふう):地方の民謡や民間の歌を集めた部分で、社会の様々な側面を反映しています。
雅(が):宮廷で歌われた詩で、祭祀や儀式に関連する内容が多いです。
頌(しょう):宗教的な賛歌で、祖先崇拝や神々への祈りを表現しています。

詩経の内容とテーマ
詩経の詩は、自然、愛、労働、戦争、祭祀など、幅広いテーマを扱っています。これらの詩は、古代中国の人々の生活や感情を生き生きと描写しており、社会の倫理や価値観を反映しています。

詩経の歴史的背景
詩経は、儒教の教えを理解する上で重要な役割を果たしています。漢代以降、詩経は科挙試験の教材としても使用され、多くの学者がこれを研究しました。

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