manapedia
更新日時:
古文単語「いひいる/言ひ入る」の意味・解説【ラ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
25,906 views
いひいる/言ひ入る

このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「いひいる/言ひ入る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行下二段活用

未然形いひいれ
連用形いひいれ
終止形いひいる
連体形いひいるる
已然形いひいるれ
命令形いひいれよ


意味1:他動詞

(外から内にいる人に向かって)
言う、言葉をかける

[出典]小式部内侍が大江山の歌のこと 古今著聞集
「『丹後へ遣はしける人は参りにたりや。』と言ひ入れて、局の前を過ぎられけるを...」

[訳]:「(お母さんに歌を詠んでもらうために)丹後におやりになった人は(帰って)参りましたか。」と言って、局の前を通り過ぎられたところ...


意味2:他動詞

言い聞かせる、言い含める、ささやく

[出典]:暁に帰らむ人は 枕草子
「女の耳に言ひ入れて...」

[訳]:女の耳元にささやいて...


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。