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古文単語「へんさい/へんざい/辺際」の意味・解説【名詞】
著作名: 走るメロス
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へんさい/へんざい/辺際

このテキストでは、古文単語「へんさい/へんざい/辺際」の意味、解説とその使用例を記している。

名詞

意味

果て、限り、ものごとの限界

[出典]安元の大火 方丈記
「そのたび、公卿(くぎやう)の家十六焼けたり。まして、そのほか数へ知るに及ばず。すべて都のうち、三分が一に及べりとぞ。男女死ぬるもの数十人。馬牛のたぐひ辺際を知らず。 」

[訳]:そのとき、公暁の家が十六棟焼けた。まして、その他(の身分の低い人の家)については数え知ることはできない。(被害にあったのは)都全体のうち、三分の一に達したとか。男女の死者は数十人。馬や牛などのたぐいにいたっては(どれほど被害にあったのか)、その限りはわからない。


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