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古文単語「かしこし/賢し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
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著作名:
走るメロス
68,165 views |
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「かしこし/賢し」の意味・活用・使用例【形容詞ク活用】
このテキストでは、ク活用の形容詞「かしこし/賢し」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
「かしこし」には
①賢し
②かしこし/畏し/恐し
の用法があるが、ここでは「①賢し」を扱う。
形容詞・ク活用
| 未然形 | かしこく | かしこから |
| 連用形 | かしこく | かしこかり |
| 終止形 | かしこし | ◯ |
| 連体形 | かしこき | かしこかる |
| 已然形 | かしこけれ | ◯ |
| 命令形 | ◯ | かしこかれ |
■意味1
利口である、才知に富んでいる。
[出典]:源氏物語 紫式部
「世に知らず、聡うかしこくおはすれば...」
[訳]:世間に例がないほど、聡明で才知に富んでいらっしゃるので...
「世に知らず、聡うかしこくおはすれば...」
[訳]:世間に例がないほど、聡明で才知に富んでいらっしゃるので...
■意味2
素晴らしい、巧みである。
[出典]:蓬莱の玉の枝 竹取物語
「皇子の君、千日、いやしき工匠らと、もろともに、同じ所に隠れゐたまひて、かしこき玉の枝を作らせたまひて...」
[訳]:皇子は1000日、身分の低い工匠らと一緒に同じところにお隠れになって、素晴らしい玉の枝をお作らせになり...
「皇子の君、千日、いやしき工匠らと、もろともに、同じ所に隠れゐたまひて、かしこき玉の枝を作らせたまひて...」
[訳]:皇子は1000日、身分の低い工匠らと一緒に同じところにお隠れになって、素晴らしい玉の枝をお作らせになり...
■意味3
都合が良い、幸運である、具合がよい。
[出典]:源氏物語 紫式部
「風吹かず、かしこき日なり...」
[訳]:風が吹かずに都合が良い日である...
「風吹かず、かしこき日なり...」
[訳]:風が吹かずに都合が良い日である...
■意味4
並々でなく、盛大に、大いに。
※この用法の場合、「かしこく」の形で用いられる。
備考「かしこし」と「さかし」
「かしこし」は、用いる対象への畏敬の思いが含まれ、「さかし」のように「利口ぶっている/こざかしい」という意味はない。
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