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古文単語「あそぶ/遊ぶ」の意味・解説【バ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
43,805 views |
あそぶ/遊ぶ
このテキストでは、バ行四段活用の動詞「あそぶ/遊ぶ」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
バ行四段活用
未然形 | あそば |
連用形 | あそび |
終止形 | あそぶ |
連体形 | あそぶ |
已然形 | あそべ |
命令形 | あそべ |
■意味1:自動詞
(狩りや宴などを)
楽しむ。
[出典]:万葉集
「海原の遠き渡りをみやびをの遊ぶを見むとなづさひ来し。」
[訳]:海原の遠い船路でしたが、風流な人が楽しむのを見ようと、波にもまれてやってきたことです。
「海原の遠き渡りをみやびをの遊ぶを見むとなづさひ来し。」
[訳]:海原の遠い船路でしたが、風流な人が楽しむのを見ようと、波にもまれてやってきたことです。
■意味2:自動詞
(音楽や詩歌、舞などを)
楽しむ。
■意味3:自動詞
気ままに動きまわる、旅行する。
[出典]:伊勢物語
「さるをりしも、白き鳥の、嘴と脚と赤き、鴫の大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。」
[訳]:そんな折も折、白い鳥で、くちばしと足が赤くて鴨ぐらいの大きさであるのが、水面を気ままに動きまわりながら魚を食べる。
「さるをりしも、白き鳥の、嘴と脚と赤き、鴫の大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。」
[訳]:そんな折も折、白い鳥で、くちばしと足が赤くて鴨ぐらいの大きさであるのが、水面を気ままに動きまわりながら魚を食べる。
■意味4:自動詞
遊戯をする。
■意味5:自動詞
仕事をしないで暮らす。
[出典]:猿蓑
「門前の小家も遊ぶ冬至かな。」
[訳]:寺の門の前の小さな店の人も仕事をせずに過ごす冬至であることよ。
「門前の小家も遊ぶ冬至かな。」
[訳]:寺の門の前の小さな店の人も仕事をせずに過ごす冬至であることよ。
■意味6:他動詞
演奏する。
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