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枕草子 原文全集「たとしへなきもの/夜鳥どものゐて」 |
著作名:
古典愛好家
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たとしへなきもの
たとしへなきもの。
夏と冬と。
夜と昼と。
雨ふる日と照る日と。
人の笑ふと腹立つと。
老ひたると若きと。
白きと黒きと。
思ふ人とにくむ人と。
おなじ人ながらも心ざしあるをりとかはりたるをりは、まことにこと人とぞおぼゆる。
火と水と。肥えたる人痩せたる人。髪ながきとみじかき人と。
夜鳥どものゐて
夜烏(よがらす)どものゐて、夜中ばかりにいねさはぐ。
落ちまどひ木づたひて、寝おびれたる声に鳴きたるこそ、昼の目にたがひてをかしけれ。
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