|
|
|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
枕草子 原文全集「かしこき物は」 |
|
著作名:
古典愛好家
16,772 views |
|
かしこき物は
かしこき物は、乳母(めのと)のをとここそあれ。帝、親王(みこ)たちなどは、さるものにて、をきたてまつりつ。そのつぎつぎ、受領の家などにも、所につけたるおぼえ、わづらはしきものにしたれば、したり顔に、わが心地もいとよせありて、このやしなひたる子をも、むげにわがものになして、女はされどあり、男児(をのこご)はつとたちそひてうしろみ、いささかもかの御ことにたがふものをば、つめたて、讒言(ざうげん)し、あしけれど、これが世をば心にまかせていふ人もなければ、ところえいみじき面持ちして、ことおこなひなどす。
むげにをさなきほどぞすこし人わろき。親の前にふすれば、ひとり局に臥したり。さりとてほかへいけば、こと心ありとてさわがれぬべし。しゐてよびおろしてふしたるに、
「まづまづ」
とよばるれば、冬の夜などひきさがしひきさがしのぼりぬるが、いとわびしきなり。それは、よき所もおなじこと、いますこしわづらはしきことのみこそあれ。
このテキストを評価してください。
|
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
枕草子 原文全集「位こそな猶めでたき物はあれ」
>
枕草子 原文全集「病は/十八九ばかりの人の/八月ばかりに」
>
平家物語原文全集「少将乞請 4」
>
枕草子 原文全集「したり顔なる物」
>
枕草子 原文全集「いみじうしたたてて婿どりたるに」
>
蜻蛉日記原文全集「かうやうなるほどに、かのめでたき所には」
>
蜻蛉日記原文全集「三月になりぬ」
>
デイリーランキング
注目テキスト
























