|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
[公式]ボイルシャルルの法則とその導出 |
著作名:
藤山不二雄
22,644 views |
はじめに
ここでは、熱力学の問題でよく目にする法則であるボイルシャルルの法則について説明しています。一言で「ボイルシャルルの法則」と言いましたが、実はこれはボイルの法則とシャルルの法則という2つの法則から成り立つ法則です。
それぞれ見ていきましょう。
ボイルの法則
図のように、一定量の空気がシリンダーの中に入った状態で、気体の温度を一定に保ちながら上から押していきます。
このとき、シリンダーの中に入っている空気を圧縮していけばいくほど、押す力がかかるはずです。つまり体積が小さくなるほど、それに必要な圧力が必要になるということです。
温度が一定のときに、体積(∨)と圧力(p)は反比例する。これをボイルの法則と言います。
ボイルの法則を式で表すと
(kは一定)
シャルルの法則
一方で圧力を一定に保ちながら、先程のシリンダーの中に入った空気を温めていきます。気体を加熱していくとその体積は大きくなり、シリンダーにしていたフタを持ち上げます。
圧力が一定のときに気体の絶対温度(T)はその体積(∨)に比例する。これをシャルルの法則と言います。
シャルルの法則を式で表すと
(kは一定)
ボイルシャルルの法則
ボイルの法則とシャルルの法則を併せてボイルシャルルの法則といい、次の関係式で表します。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
高校化学 ドルトンの分圧の法則(分圧の法則)とは
>
高校化学 モル分率から分圧を求める方法
>
[公式]気体の状態方程式とその導出
>
最近見たテキスト
[公式]ボイルシャルルの法則とその導出
10分前以内
|
>
|
注目テキスト
化学
- 化学基礎:物質の構成
- 化学基礎:単体/化合物/混合物
- 化学基礎:熱運動と物質の三態
- 化学基礎:原子の構造
- 化学基礎:電子配置と周期表
- 化学基礎:イオンとイオン結合
- 化学基礎:金属と金属結合
- 化学基礎:分子と共有結合
- 化学基礎:物質の変化
- 化学基礎:原子量・分子量と物質量
- 化学基礎:化学反応式
- 化学基礎:酸と塩基
- 化学基礎:水素イオンとpH
- 化学基礎:中和反応
- 化学基礎:酸化還元反応
- 化学:物質の状態とその変化
- 化学:状態変化/分子間力/化学結合/固体の構造
- 化学:気体の法則
- 化学:溶液
- 化学:物質の変化と平衡
- 化学:化学反応と熱・光
- 化学:電気分解/電池
- 化学:化学反応と化学平衡
- 化学:反応速度
- 化学:可逆反応/化学平衡とその移動
- 化学:電離平衡
- 化学:無機物質
- 化学:典型元素
- 化学:遷移元素
- 化学:有機化合物
- 化学:炭化水素
- 化学:官能基を含む有機化合物
- 化学:芳香族化合物
- 化学:高分子化合物
- 化学:合成高分子化合物
- 化学:天然高分子化合物
- その他
- その他