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『橘の匂ふあたりのうたた寝は夢も昔の袖の香ぞする』現代語訳と品詞分解 |
著作名:
走るメロス
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はじめに
ここでは、新古今和歌集に入っている「橘の匂ふあたりのうたた寝は夢も昔の袖の香ぞする」という歌の現代語訳と品詞分解をしていきます。
原文
橘の匂ふあたりのうたた寝は夢も昔の袖の香ぞする
現代語訳(口語訳)
橘の花の香のするあたりでうたた寝をすると、夢の中でも慣れ親しんだ昔の人の袖の香がすることです。
単語・解説
うたたね | 夏の夜の短い眠りのこと。恋の気分を漂わせる言葉 |
香ぞする | 「ぞ~する」で係り結びの法則 |
この歌は藤原俊成女によって詠まれた歌ですが、古今和歌集にある「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」を本歌とした、本歌取りの技法が用いられています。
品詞分解
※名詞は省略しています。
橘 | ー |
の | 格助詞 |
匂ふ | ハ行四段活用・連体形 |
あたり | ー |
の | 格助詞 |
うたた寝 | ー |
は | 格助詞 |
夢 | ー |
も | 係助詞 |
昔 | ー |
の | 格助詞 |
袖 | ー |
の | 格助詞 |
香 | ー |
ぞ | 係助詞 |
する | サ行変格活用・連体形 |
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