|
|
|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
『橘の匂ふあたりのうたた寝は夢も昔の袖の香ぞする』現代語訳と品詞分解 |
|
著作名:
走るメロス
73,038 views |
|
はじめに
ここでは、新古今和歌集に入っている「橘の匂ふあたりのうたた寝は夢も昔の袖の香ぞする」という歌の現代語訳と品詞分解をしていきます。
原文
橘の匂ふあたりのうたた寝は夢も昔の袖の香ぞする
現代語訳(口語訳)
橘の花の香のするあたりでうたた寝をすると、夢の中でも慣れ親しんだ昔の人の袖の香がすることです。
単語・解説
| うたたね | 夏の夜の短い眠りのこと。恋の気分を漂わせる言葉 |
| 香ぞする | 「ぞ~する」で係り結びの法則 |
この歌は藤原俊成女によって詠まれた歌ですが、古今和歌集にある「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」を本歌とした、本歌取りの技法が用いられています。
品詞分解
※名詞は省略しています。
| 橘 | ー |
| の | 格助詞 |
| 匂ふ | ハ行四段活用・連体形 |
| あたり | ー |
| の | 格助詞 |
| うたた寝 | ー |
| は | 格助詞 |
| 夢 | ー |
| も | 係助詞 |
| 昔 | ー |
| の | 格助詞 |
| 袖 | ー |
| の | 格助詞 |
| 香 | ー |
| ぞ | 係助詞 |
| する | サ行変格活用・連体形 |
このテキストを評価してください。
|
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
高校古文『田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 不尽の高嶺に 雪は降りける』の現代語訳と解説
>
大鏡『最後の除目・兼通と兼家の不和(この大将殿は、堀河殿〜)』の現代語訳・和訳と解説
>
今昔物語集『藤原為時、詩を作りて越前守に任ぜられし語』の現代語訳
>
西行法師『年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけり小夜の中山』現代語訳・句切れ・品詞分解
>
高校古文『生まれしも帰らぬものをわが宿に小松のあるを見るが悲しさ』わかりやすい現代語訳と品詞分解
>
最近見たテキスト
|
『橘の匂ふあたりのうたた寝は夢も昔の袖の香ぞする』現代語訳と品詞分解
10分前以内
|
>
|
























