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杜甫『絶句』 書き下し文・現代語訳と解説
著作名: 走るメロス
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杜甫『絶句』

ここでは、中国の詩人、杜甫のよんだ句「絶句」の原文(白文)、書き下し文、そして現代語訳を記しています。この絶句は、杜甫が戦争を逃れて成都にいたときに詠まれたものです。戦は終わったものの、戦後処理の影響から故郷には帰ることができずに、成都にとどまらざるをえない杜甫の心境が描かれていますので、その点を味わいながら読むんでいきましょう。



白文(原文)

※左から右に読んでください。

江 碧 鳥 愈 白
山 青 花 欲 然
今 春 看 又 過
何 日 是 帰 年

書き下し文

江は碧にして鳥は愈よ(いよいよ)白く

山は青くして花は燃えんと欲す



今春看す又過ぐ

何れ(いづれ)の日か、是れ帰年ならん

現代語訳

長江の水は深いみどり色に澄み、その色を背景に鳥たちはよりいっそう白く見えます。

山は青々と生い茂り、花は燃えるようにあざやかな赤色をしています。



今年の春もあっというまに過ぎ去ろうとしています。

いつになったら故郷に帰ることができるのでしょうか。

詩形

この漢詩は五つに並んだ漢字が四つの行からなる、五言絶句というスタイルをとっています。「然(ネン)」「年(ネン)」が韻を踏んでいます。(押韻という)

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