|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「なほざりなり/等閑なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】 |
著作名:
走るメロス
37,010 views |
なほざりなり/等閑なり
このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「なほざりなり/等閑なり」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
形容動詞・ナリ活用
未然形 | なほざりなら | ◯ |
連用形 | なほざりなり | なほざりに |
終止形 | なほざりなり | ◯ |
連体形 | なほざりなる | ◯ |
已然形 | なほざりなれ | ◯ |
命令形 | なほざりなれ | ◯ |
■意味1
特に気に留めない、なんでもない。
[出典]:源氏物語 紫式部
「なほざりにても、ほのかに見たてまつり通ひたまひし所々、人知れぬ心をくだきたまふ人ぞ多かりける。」
[訳]:特に気にも留めない気持ちでも、わずかにお逢い申し上げて情を交わされた方々には、人知れず心を痛めていらっしゃる方が多かった。
「なほざりにても、ほのかに見たてまつり通ひたまひし所々、人知れぬ心をくだきたまふ人ぞ多かりける。」
[訳]:特に気にも留めない気持ちでも、わずかにお逢い申し上げて情を交わされた方々には、人知れず心を痛めていらっしゃる方が多かった。
■意味2
いい加減である、本気でない。
■意味3
適度である、あっさりとしている。
[出典]:花は盛りに 徒然草
「よき人は、ひとへに好けるさまにも見えず、興ずるさまもなほざりなり。」
[訳]:教養のある人は、むやみに風流を好んでいるようにも見えず、(趣を)楽しむ様子もあっさりとしている。
「よき人は、ひとへに好けるさまにも見えず、興ずるさまもなほざりなり。」
[訳]:教養のある人は、むやみに風流を好んでいるようにも見えず、(趣を)楽しむ様子もあっさりとしている。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「ある/荒る」の意味・解説【ラ行下二段活用】
>
高校古文『青柳の緑の糸を繰り置きて夏へて秋ははたおりぞ鳴く』わかりやすい現代語訳と品詞分解
>
古文単語「ちぎりおく/契り置く」の意味・解説【カ行四段活用】
>
古文単語「すむ/住む/棲む」の意味・解説【マ行四段活用】
>
古文単語「あるいは/或いは」の意味・解説【連語・副詞・接続詞】
>
最近見たテキスト
古文単語「なほざりなり/等閑なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
10分前以内
|
>
|