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黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る 現代語訳と解説 |
著作名:
春樹
184,665 views |
はじめに
ここでは、李白が詠んだ、「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」という句についてみていきます。この句は、李白の友人である孟浩然が、長江を下って広陵へと行くときに詠んだ句です。
ちなみにこの句の形のことを、7文字の漢字が4列にならんだ句なので七言絶句と言います。
【原文】
故 人 西 辞 黄 鶴 楼
煙 花 三 月 下 揚 州
孤 帆 遠 影 碧 空 尽
惟 見 長 江 天 際 流
【書き下し文】
故人西の方、黄鶴楼を辞し
煙花三月揚州に下る
孤帆の遠影、碧空につき
惟だ見る長江の天際に流るるを
【現代語訳】
昔からの友人である孟浩然が、黄鶴楼に別れを告げようとしている。
霞だって花が咲いているこの三月に揚州へと下っていくのだ。
船の帆がだんだんと青空に吸い込まれるように小さくなっていく。
そのうちただ長江が天際に向かって流れているのを見ているだけになってしまった。
【押韻】
先ほど、この句は七言絶句だと述べましたが、七言絶句には、1句目と偶数句(2句、4句)の終わりの文字に押韻といって、韻をふませる決まりがあります。韻とは、なんとなく語尾が似ているというイメージです。ヒップホップなどの歌詞ではこの韻がよく見られますね。
さて、この句では1句目「楼」、2句目「州」、4句目「流」が韻を踏むことになります「楼:Lou」、「州:Shu」、「流:Ryu」と読むわけですが、何だか韻としては怪しい気がしなくもないですが、七言絶句では1句目と偶数句が韻をふむことを覚えておきましょう。
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