新規登録 ログイン

25_80 物理基礎:物体の運動とエネルギー / 物理基礎:摩擦力/弾性力/圧力/浮力

物理基礎 摩擦と摩擦力とは

著者名: 藤山不二雄
Text_level_1
マイリストに追加
はじめに

物理では新しく摩擦について学習をします。この摩擦とは、私たちの生活の中でよくみられる現象です。
ざらざらで水平な机の上で、とある物体を水平方向に引っ張る場合と、なめらかな氷の上で同じように物を引っ張る場合とでは、その物を動かすのに使う力は異なってきます。このような経験をされた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

つまり、氷の上で物体を引っ張ると簡単に物体が動いてしまうのに対して、ざらざらな机の上では物体を引っ張って動かすには、それよりも大きな力が必要となるということが言えます。この物体と氷(もしく机)の間に働いている現象のことを摩擦、そして物体を引張るのに必要な力のことを摩擦力と言います。

ざらざらな面での摩擦

例えば真っ平らな道で自転車に乗っている時。
ある程度スピードがでてから自転車をこぐのをやめます。すると真っ平らな道なのにもかかわらずスピードが減速してくるはずです。これは道路とタイヤの間に摩擦が働いてスピードを減速させるのです。
ALT


なめらかな面での摩擦

一方で、スケートをイメージしてみましょう。スケートリンクでは、自分の止まりたいという意思とは反対に、どこまでもスーッと滑っていってしまうはずです。これは、道路に比べて、氷上では摩擦力が低くスピードを減速させるほど摩擦が働いていないということです。
逆を言えば、減速しやすいスケートリンクはあまり整備されていないということなのです。
ALT


表面が荒い面では摩擦力について考え、表面がなめらかな面では、摩擦力は無視ができる。

Related_title

Keyword_title

Reference_title
『チャート式 新物理ⅠB・Ⅱ』 数研出版

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 14,517 pt 
 役に立った数 10 pt 
 う〜ん数 6 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。