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ブッダ(仏陀)とは わかりやすい世界史用語763

著者名: ピアソラ
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ブッダ(仏陀)とは

「仏陀」という言葉は、サンスクリット語で「目覚めた者」または「悟った者」を意味します。仏教においては、悟りを開いた存在を指し、特定の個人に限定されません。歴史上、多くの仏陀が存在するとされていますが、一般的に「仏陀」と言うと、釈迦牟尼仏を指します。

釈迦

「釈迦牟尼仏」は、歴史上の仏陀であるガウタマ=シッダールタを指します。「釈迦」は彼が属していた部族の名前で、「牟尼」は「聖者」や「賢者」を意味します。したがって、「釈迦牟尼仏」は「釈迦族の聖者」という意味になります。

シッダールタ

シッダールタは、仏陀が悟りを開く前の名前です。彼は紀元前6世紀頃に現在のネパールにあるルンビニで生まれました。父親はシャカ族の王であるシュッドーダナ王、母親はマーヤー夫人です。シッダールタという名前は「目的を達成した者」を意味します。

シッダールタの生涯

シッダールタは王子として育ち、贅沢な生活を送りました。しかし、彼は人生の苦しみを目の当たりにし、29歳の時に宮殿を出て修行の道に入りました。彼は6年間の苦行の末、菩提樹の下で瞑想し、35歳の時に悟りを開きました。この時から彼は仏陀、すなわち「目覚めた者」として知られるようになりました。

仏陀の教え

仏陀は悟りを開いた後、四十年以上にわたり教えを説きました。彼の教えは「四諦」(苦、集、滅、道)と「八正道」(正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定)に集約されます。これらの教えは、苦しみから解放されるための道筋を示しています。

仏陀、釈迦、シッダールタは、同一人物を指す異なる側面を表しています。「仏陀」は悟りを開いた存在全般を指し、「釈迦」は彼の部族と聖者としての側面を強調し、「シッダールタ」は彼の生まれた時の名前です。これらの名称は、彼の生涯と教えを理解する上で重要な役割を果たしています。
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『世界史B 用語集』 山川出版社

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