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18_80 東アジア世界の形成と発展 / 東アジア文化圏の形成(隋・唐帝国と諸地域)

日本(国号)とは わかりやすい世界史用語690

著者名: ピアソラ
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日本(国号)とは

日本の国号「日本」(にほん、にっぽん)は、漢字で「日の本」を意味し、「太陽の出る場所」を指します。

倭国から日本へ

古代中国では、日本を「倭」(わ)または「倭国」(わこく)と呼んでいました。この「倭」という名称は、紀元前3世紀頃の中国の歴史書『三国志』に初めて登場します。当時、日本列島には弥生人が住んでおり、彼らは中国から「倭」と呼ばれていました。しかし、「倭」という漢字を日本の人々は好ましく思いませんでした。そのため、7世紀後半頃に「倭」を「和」(わ)に変更し、さらに「大和」(やまと)という名称が使われるようになりました。



マルコ・ポーロと「ジパング」

13世紀末から14世紀初頭にかけて、イタリアの探検家マルコ・ポーロは中国を訪れ、その記録の中で日本を「ジパング」(Cipangu)と呼びました。これは、中国語の「日本国」(にほんこく)に由来する名称で、「太陽の源の国」を意味します。この名称は、ポーロの著書『東方見聞録』を通じてヨーロッパに広まりました。

日本の神話と「日の本」

「日本」という名称は、「日の本」という意味を持ち、日本が中国の東に位置し、太陽が昇る場所であることを示しています。この名称は、日本の神話とも深く関連しています。日本神話では、太陽の女神アマテラスが重要な役割を果たしており、彼女が日本の皇室の祖先とされています。

日本という国号は、古代中国との交流や日本国内の歴史的な変遷を経て形成されました。倭国から日本へと変わる過程で、日本の人々は自らのアイデンティティを確立し、現在の「日本」という名称に至りました。この名称は、日本の地理的な位置や神話的な背景を反映しており、深い歴史的意義を持っています。
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・日本(国号)とは わかりやすい世界史用語690

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『世界史B 用語集』 山川出版社

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