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古文単語「おほかたは/大方は」の意味・解説【副詞】

著者名: 走るメロス
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おほかたは/大方は

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副詞

意味

たいていの場合には、そもそも

[出典]家居のつきづきしく 徒然草
「唐の、大和の、珍しくえならぬ調度ども並べおき、前栽の草木まで、心のままならず作りなせるは、見る目も苦しく、いとわびし。さてもやは長らへ住むべき。また、時の間の煙ともなりなむとぞ、うち見るより思はるる。おほかたは、家居にこそ、ことざまは推しはからるれ。 」

[訳]:唐のもの、日本のもの、珍しく何とも言えないほどすばらしい道具類を並べておいて、庭に植えた草木まで、自然のままではなく(手を加えて)つくり上げてあるのは、見た目も不快で、たいそう興ざめなものです。(住まいが)そのようなままで、長生きして住むことができましょうか、いやできません。また、(火事があれば)少しの間に(焼けて)煙となってしまうだろうと、ひと目見たとたん自然と思われます。たいていの場合には、住まいによって、(その家に住む人の)人柄は自然と推察されます。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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