あかつき/暁
このテキストでは、古文単語「
あかつき/暁」の意味、解説とその使用例を記している。
名詞
■意味
夜明け前のまだ暗い時分、夜半過ぎから夜明け前までの間。
[出典]:
尼、地蔵を見奉ること 宇治拾遺物語
「地蔵菩薩は
暁ごとに歩き給ふといふことを、ほのかに聞きて、
暁ごとに、地蔵見奉らんとて、ひと世界まどひありくに...」
[訳]:(尼僧が)地蔵菩薩が
夜明けごとにお歩きになるということを、かすかに聞いて、
夜明けごとに、地蔵を見申し上げようと、辺り一帯をさまよい歩いていると...