あゆみありく/歩み歩く
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「
あゆみありく/歩み歩く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
カ行四段活用
未然形 | あゆみありか |
連用形 | あゆみありき |
終止形 | あゆみありく |
連体形 | あゆみありく |
已然形 | あゆみありけ |
命令形 | あゆみありけ |
■意味:自動詞
あちこちと歩く、歩きまわる。
[出典]:
虫は 枕草子
「蟻は、いとにくけれど、軽びいみじうて、水の上などを、ただ歩みに
歩みありくこそ、をかしけれ。」
[訳]:蟻は、とても気に入らないのだが、身軽さは並々ではなく、水の上などを、ひたすら歩きに
歩き回るのは、趣がある。