鉱物
地殻やマントルは、主に鉱物とよばれる岩石からできています。
岩石を作っている鉱物のことを
造岩鉱物と呼び、
かんらん石、
輝石、
角閃石、
黒雲母、
長石、
石英などが造岩鉱物の代表的なものです。
これらの造岩鉱物は、
ケイ素と
酸素を主成分としていることから
ケイ酸塩鉱物と呼ばれることもあります。
かんらん石、輝石、角閃石、黒雲母は有色であることから
有色鉱物、一方で無色に近い長石、石英のことを
無色鉱物と識別しています。後に述べますが、
有色鉱物には鉄やマグネシウムを多く含まれています。
黒雲母
石英
苦鉄質鉱物とケイ長質鉱物
かんらん石、輝石、角閃石、黒雲母は鉄とマグネシウムを多く含んていることから
苦鉄質鉱物と呼ばれます。鉄やにがりの基になっているマグネシウムは苦味があるためにこのような名前なのでしょうね。
一方で、長石や石英はケイ酸塩鉱物の中でも特にケイ素を多く含むのでケイ長質鉱物と呼ばれています。